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床ずれ対策ポイント
投稿日:2024.05.11
こんにちは。
本日は床ずれ対策のポイントを紹介します。
まず、床ずれとは何でしょうか?
日本褥瘡協会では「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状態が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる」とあります。
つまり、身体の一部分への外力の集中が長時間続くと、血のめぐりが悪くなり皮膚がダメージをうけて褥瘡となります。
※外力とは「圧迫」「ずれ」「摩擦」を示します。外力は床ずれの外的要因とされてます。
近年では新しい床ずれの外的要因として注目されているのが「温度」と「湿度」です。
「温度」・・・温度が上昇すると、代謝が亢進し、圧力による組織耐久性を低下させます。
「湿度」・・・温度上昇により発汗が誘発され、皮膚はふやけます。ふやけた皮膚の摩擦力は大きくなり、ズレ・摩擦のダメージをより受けやすく、床ずれのリスクが増大します。
圧迫、ずれ、摩擦の抑制と温度・湿度上昇の抑制が非常に大切です。
圧迫が集中しやすい身体の特徴
①骨突出・・・栄養不良による痩せ、廃用性萎縮どなで、仙骨部の骨が相対的に突出した状態
②関節拘縮・・・身体の変形があると、体重を受ける面積が狭くなり、体重がより局所へ集中しやすくなります。
日常ケアでずれ・摩擦を生じやすい場面
①ベッドの背上げ機能を活用し身体の上げ下げするとき
②ベッド上で食事や食後の経管栄養の注入時、注入後などの長時間背上げにより身体を起すとき
現在はエアマットが温度・湿度を自動で管理しますのでご相談下さい。
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