下関店ブログSHIMONOSEKI BLOG
我が家の家紋
投稿日:2024.05.13
少し動くと汗ばむ季節になりました。私は今日から夏服に衣替えです。
一週間前、みどりの日が母の命日だったためお墓参りに行ってきました。
掃除をして、お花を飾って、手を合わせたところでふと目に付いたのが、とうもろこしのような形をしている我が家の家紋。
今までずっとたけのこだと言い聞かされていたので特にじっくり見ることはしませんでした。が、気になりだしたらますます、たけのこにはないはずのくるんとした葉のような部分が不思議に思えてきます。
凝視していると、うしろで草むしりをしていた父親から答え合わせが。
どうやら我が家の家紋は茗荷(みょうが)、だそうです。
みょうが。お釈迦様の弟子である周利槃特(しゅりはんどく)さんという、自分の名前も覚えられないほど記憶力がなかったお坊さんが亡くなったあと、お墓の周りに生えてきたというみょうが。そのお坊さんが、忘れてしまっても他の人がわかるよう名前の紙をいつも荷っていたことから名前が付いた、みょうが…。
みょうがを食べると物忘れしやすくなるという話もたまに聞きます。それは科学的には関係ないとわかっていても、どうしても物忘れと関連付けられがちのみょうが。
そんなみょうがが家紋で良いのか、と思いましたが、みょうがの音が神仏の加護を意味する冥加と同じで、縁起が良い紋のようです。
これを機に、周利槃特さんのお話もしっかり読んでみたのですが、物覚えはあまりよくなかったけど、その分ひたむきに頑張るお坊さんだったとのこと。私も物覚えが良い方とは言えませんが、これからもひたむきに仕事をしていこうと励まされました。
あまり普段意識しない家紋ですが、少し調べてみるとかなり興味深い話がたくさんでてきました。ふとしたときに意味やルーツをたどってみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、うちの家紋がみょうがになった理由は、ひいひいおじいさんが、とりあえずちゃんと決まっていなかった家紋をなんとなく描いて決めた、とのことでした。とても適当でした。
カテゴリー: 未分類 作成者: 下関店スタッフ