北九州店ブログKITAKYUSHU BLOG
千里眼
投稿日:2020.06.06
6年前、元西京銀行会長 阿武一治氏の講演に行かせて頂きました。
テーマは「懸命を超える本気」で阿武氏は本気の比較を、
木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の草履取りを例にして説明されていました。
草履を持ってこいと言われたときに、胸元で温めておいたエピソードは有名ですよね。
現代で言うならば、「釘を持ってこい」と言われた際に釘だけ持ってくるのではなく、
道具箱ごと持ってくることができる人間は当たり前の水準です。
これから更に、指を誤り打ってしまった時のことを考えて、
氷や救急箱まで持ってくる気配りが出来る人間が懸命を超える本気であり、求められるとの事でした。
学校を卒業したばかりの当時、こんなに先読みした気配りをしないといけないのかと思っていました。
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今年に入り、コロナウィルスの影響でマスクや医療用ガウンの輸入がストップし
国産も供給が追い付かない状況になりました。
今まで当たり前に手に入っていたものが、手に入らないのです。
噂で「次は〇〇が無くなるらしいよ」「〇〇の値段が高くなるみたい」となれば
慌ててそれを仕入れる。後手後手ですね。
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豊臣秀吉の話ではないですが、先読みする力・気配り出来る力を通常から養っていれば
もっと違う動きが出来たのかなと反省します。
(もちろん、買い占めや転売を助長する意味ではないですよ!!!)
こんなご時世だからこそ、何か出来ることは無いかなと。
懸命を超える本気、今になって少し意味が分かりました。
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